硝子の靴を履いたばっかりに(それを壊したばっかりに?)城に連れてこられた庶民なヒロイン。
手強い爺さん、群れるメイド。超非常識王子、エトセトラ。出るわ、出るわ、変な人。
こんな場所で大人しくしている彼女・・・なら話はそこで終わり、王子も汚れにならずに済んだ?
お互い、あり得ないほどに非常識な庶民と王子の、ラブになるかもしれないコメディ。
ある日(と言っても2007/02/11(笑))掲示板に張り付けられていた素晴らしい贈り物で御座います。
これはバレンタインデーの贈り物だと、勝手に解釈したのは内緒です。(←言ってる)
儚く美しく(←文字で書くのは簡単)ある意味恐怖である意味やりたい放題。そして、これを書いて下さった火夜飛電さんにとっては養分で滋養だと言って貰えたシュリアです。
萌えー。(笑)
ちなみに暗いところで引きつっているのは弟君。王子最弱説浮上。

姉弟って、分かり合えているのかいないのか。

火夜飛電さん。有り難うございましたぁーーー!!(感泣)






本編15辺りのお話。

・・・何で箒まで持ってるんだろう・・・。まず、そう思ったのが正直なところ。
というか、本当にメイドの格好をしているとは。と、現実を見せられて王子は肩を落とした。こう言っては何だが、想像もしなかった姉の姿である。結婚しているのに、未だ社交界の場では憧れを持っている男も多い、それだけ美しい姉の姿。それがメイド服を着て箒まで持っている。カモがネギしょっている位のレベルではない。これを写真に収めて売り出したら、どれだけの値が付くだろう・・・なんて想像すると、儲け話云々よりも、天井知らずに値が付くことを確信してしまい、恐怖の方が先に立つくらいに美しい・・・そして恐ろしいとしか言いようのない風景が、のどかな中庭で展開されている。
仕事上、どうにも部屋に閉じこもりがちなことが多いので、城内の移動にもよく中庭を歩くリスは、かつてレイラが落っこちてきた場所の手前で、陰に隠れて僅かにだが引きつっていた。何故か。最早言うまでもないが、視線の先に姉君・・・つまり、シュリアが居るからだ。どれだけ見ても信じられないが、メイド服なんぞを着て。
執事から、シュリアがレイラ付きのメイドになったことは聞いていた。聞いていたが・・・だからってまぁ・・・本当にあんな格好をしているとは。と、思わずにはいられない王子。
とにかく、ここはしばらく通らない方が良さそうだ。捕まったらレイラのことをあれこれ聞かれるに違いない。そしてそれでは飽きたらず、姉君はあれこれ話して、こっちの反応を面白可笑しく見るだろう。嫌だ。姉のことは嫌いじゃないけど・・・というか、自分で言うのも何だが兄弟仲は至極良いと思うけど、レイラのことに関して今話をするのは、何というか、正直照れ臭い。それでなくても、シュリアがこれからしばらくレイラと一緒にいると思えば尚更だ。
というわけで、リスはコソコソとUターンした。城・・・つまり、自分の家なのに庭も闊歩できない王子。哀れである。

その背中側では「メイド服も結構可愛いわ」などと暢気に浮かれている王女が、箒の振り方も分からず持ってフラフラと振り回していた。当然、実の弟がその姿を写真にして売り出そうと一瞬でも考えたことなど、露とも思わずに。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。